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死後の世界に誘う
都市、豊都
豊都(ほうと/フェンドゥ)は、重慶市から長江を約170km下った北岸に位置する、「死後の世界」をテーマにした独特な歴史都市です。長江三峡クルーズの主要な寄港地として知られ、古来より「鬼城(幽霊の街)」と呼ばれてきました。
ダムに沈まなかった冥界
三峡ダムの建設により旧市街の多くは水没しましたが、歴史ある「鬼城」の主要部分は山の上にあったため残されました。現在はロープウェイも整備され、不気味ながらもどこかユーモラスな「地獄めぐり」と、山頂から眺める美しい長江のパノラマを同時に楽しむことができます。
観光の見どころ:豊都鬼城
最大の見どころは、名山に建つ巨大な寺院・彫像群です。道教や仏教における「冥界」の概念を具現化しており、善悪を裁く独特な儀式や建造物が点在します。
奈河橋(だいかきょう)
あの世へ行く際に渡る橋。善人は無事に渡れますが、悪人は川に落ちるとされており、現在も観光客が「善人」である証明として渡る人気のスポットです。
鬼門関: 冥界への入り口。ここを通り抜けることで、死後の世界へ足を踏み入れる様子を追体験できます。
天子殿
閻魔大王(閻羅王)が鎮座する、この地で最も古く大規模な建築。中には地獄の審判や拷問の様子を描いた鮮やかな彫像が並び、勧善懲悪の教えを伝えています。
世界最大の石刻像
山の斜面を利用して彫られた巨大な鬼王の顔は、ギネス記録にも登録されており、その圧倒的なスケールに驚かされます。




