PLACES
三国志の気風
忠義を伝える場所
忠県(ちゅうけん)は、重慶市中心部から長江を約180km下った場所に位置する歴史ある県です。2,000年以上の歴史を持ち、地名は唐の時代にこの地の名士たちが示した「忠義」の精神に由来します。長江三峡クルーズの寄港地としても知られ、独特の文化遺産が点在しています。
観光の見どころ
石宝寨(せきほうさい)
忠県の象徴であり、「世界八大奇異建築」の一つに数えられる木造の塔です。玉印山という孤立した巨岩にへばりつくように建てられた12層の赤い楼閣は、釘を使わない穿斗(せんとう)式構造で知られます。三峡ダム建設後は周囲が水没しましたが、現在は堤防で囲まれ「長江上の巨大な盆景(盆栽)」のような幻想的な姿を見せています。
皇華城(こうかじょう)
長江に浮かぶ島にある遺跡公園です。南宋時代にモンゴル軍の侵攻を防ぐために築かれた山城の一つで、孤島型城郭としての歴史的価値が高く、自然豊かな生態島としても整備されています。
白居易祠
唐代の大詩人、白居易が忠州(現在の忠県)の刺史を務めた縁で建てられた記念館です。
烽煙三国(ほうえんさんごく)
関羽の「忠義」をテーマにした大規模な野外ライブショーです。長江を舞台に、馬術や特殊効果を駆使した迫力ある演出で三国志の世界を体感できます。
豊かな特産品と食文化
地元の名産には、発酵させた「忠州豆腐乳」や、広大な果樹園で育つオレンジがあり、素朴で豊かな食文化も魅力の一つです。




